3S奮闘記 3S

No.41

清掃のカギは「掃除しやすさ」!配管・端子台の改善事例_No.41

皆様こんにちは!
3S担当の安川です。

3Sは整理、整頓、清掃の3つの頭文字である「S」から成り立っています。
これまでは整頓活動を中心にご紹介してきましたが、今回は「清掃活動」に焦点を当てたいと思います。

清掃活動とは「ゴミ・チリ・ホコリ・汚れなしのピカピカ」の状態を維持継続することです。
今回は、この清掃活動そのものを「やりやすくする」ための活動をご紹介します。

【実践1】キリコ掃除の悩みを解消!配管カバーの設置

機械加工を行う現場で、皆様が特に頭を悩ませる問題の一つが「キリコ」だと思います。
「1作業1清掃」を徹底しても、なかなかなくならないキリコ。何とか防ごうと、日々工夫されているのではないでしょうか。
一つ目はそんなキリコ問題に立ち向かう活動を紹介します!

機械加工において、キリコの発生は防げませんし、清掃作業そのものをなくすこともできません。
ですが、「清掃をしやすくする」工夫ならできるはずです。

弊社の汎用旋盤のそばには配管が走っており、壁との溝にキリコがたまって非常に掃除がしにくい状態でした。

改善前の配管周り。壁と床の隙間や配管の間にキリコなどの汚れが溜まりやすい雑然とした状態。

▲改善前の様子。配管の溝などにキリコが入り込んでいて、ほうきでも全く取れません。

そこで今回、キリコ対策として「配管を覆うカバー」を作成しました。
配管は普段さわる箇所ではないため、覆ってしまっても問題ありません。
社内に大きめの板の端材が余っていたため、それを再利用して作ることになりました。

男性社員が丸ノコを使って、配管カバー用の木の板をカットしている様子。自分たちで材料を加工しています。
女性社員2名が協力して、カットした木の板にペンキを塗っている様子。丁寧に仕上げています。

▲配管を覆えるような幅や高さに合わせて電動鋸でカットし、壁の色に合わせて塗装を行いました。

改善後の配管周り。白い板状のカバーが設置されて配管が覆われ、隙間がなくなり清掃しやすいスッキリとした状態。

▲改善後

この改善により、清掃作業が格段に行いやすくなり、きれいな状態を保ちやすくなりました。
必ず行わなければならない清掃の手間を、少しでも省くことができた事例です。

【実践2】ホコリと危険を防ぐ!端子台のカバー作成

2つ目は端子台の改善です。

機械のスイッチや端子台が剥き出しになっている様子

▲改善前の様子。端子台やスイッチがむき出しの状態です。

どうでしょう。皆様の工場にも、市販の機械ではうまくいかず、電装系をカスタムして使用している機械はないでしょうか?
端子台やスイッチの配線がむき出しだったり、ごちゃごちゃになっている。ということはありませんか。

配線がそのままだと、どうしてもホコリが溜まりやすくなります。都度清掃しようと思っても、奥まで手が回らず気づけばホコリまみれになってしまいがちです。

そこで今回、端子台の見直しを行い、配線も最適なものにやり直しました。
さらに、むき出しだった端子台には、3Dプリンタを使用して専用カバーを作成しました。

3Dプリンタで作成した端子台カバー
3Dプリンタで作成した端子台カバーを被せた端子台の様子

▲3Dプリンタでカバーを作成。その後取り付けました。

配線がスッキリすることで、清掃しやすい状態になりました。ホコリが溜まらないため、安全性も保てます。

まとめ:清掃しやすい環境が、安全と効率をつくる

清掃しにくかった場所も、活動を行うことで清潔な状態を保ちやすくなり、安全性も確保できるようになりました。
また、毎日の清掃時間が短縮されることで、結果的に実務の作業効率向上にもつながります。

皆様が普段何気なくやっている清掃活動。「清掃なんていつもやっているし……」と思われるかもしれません。
しかし、きれいな職場というのは、それだけで気持ちも晴れやかになります。そして、作業効率や製品品質の向上といった成果にも確実につながっていきます。

ぜひ一度、ご自身の担当機械やデスクまわりを確認してみてください。
「清掃しにくい場所」はありませんか?
そこをどうすれば「清掃しやすく」できるか、少し手を止めて考えてみてはいかがでしょうか。