導入事例 CASE

多能工の現場が選んだ「町工場生まれの生産管理システム」。手書き管理からの脱却とISO基盤を構築

有限会社たくみ様は大阪府八尾市で、主に自動車、通信機器や電子部品の微細なパーツに加え、
近年は医療機器やロボット関連の部品の製造を行っています。

最大の特徴は、多能工の作業員が「お客様との打ち合わせ・見積もり・受注から製造・納品まですべて一貫して行う」スタイルです。

大阪府八尾市で精密鈑金・医療機器事業を展開する有限会社たくみの外観
企業名
有限会社たくみ
所在地
大阪府八尾市
事業内容
精密鈑金事業・医療機器事業
利用規模
20名〜
導入機能
Assist Desk / Assist Line / Assist Terminal /Assist Web Terminal
多能工の職人が精密加工を行う現場風景。生産管理システムで一貫管理を実現

2019年に「アシストシリーズ」を導入していただき、見積から納品・請求までの一元管理が実現しました。
今回はアシスト導入のきっかけや、その後の効果・今後についてのお話を取締役の佐々様にお伺いしました。

Point.

【導入前】正直、ほぼ管理はできていませんでした。

— 本日はよろしくお願いいたします。導入前は、どのように管理されていたのでしょうか?
有限会社たくみ 取締役 佐々様。手書き管理からの脱却とIT化を語る

(佐々様)

弊社は分業ではなく職人が直接お客様とやり取りし、
見積から受注、納品と業務を行うため、
生産工程に関しては管理を多く必要としないスタイルです。

そのようなスタイルを長年続けていたためか、正直、ほぼ管理はできていませんでした。
そのため、

「社内で今、どういう受注をした仕事があるのか」
「今月末にどれぐらいの売上が予測されているか」

を把握することが難しい状態でした。

もっと前は納品書を手書きしていた時期もありました。
その時は本当にしんどくて、行数が多くなったときにもし、
最後の方で間違えてしまったら全てがやり直しになってしまうんです。

そのため手間と時間がかかっていました。

Point.

【きっかけ】決め手は「近さ」と「使いやすさへの期待」

— そのような中で、2019年ごろにシステム導入を検討されましたが、数あるシステムの中から「アシストシリーズ」を選んだ理由を教えてください。

出会ったきっかけは先代の社長同士が、八尾の技術交流会(マテック八尾)で出会い元々知り合いだったことです。

そして最終的にアシストシリーズを選んだ理由は「安心感」です。
他社とも比較しましたが、デジックさんはすぐ近くに会社がある。
「何かあったらすぐ来てくれるだろう」という距離的な安心感は大きかったです。

もう1点はアシストシリーズが「中小企業の町工場が作ったシステム」というところに安心感を覚えました。
元々製造業の現場で使われていることを想定して作られているので、
「使いやすいだろう」という期待もありましたね。

Point.

【導入後の変化】情報がつながり、ISO運用もスムーズに

— 実際に導入されてみて、現場の反応はいかがでしたか?

導入時、社員からの反対はありませんでしたが、「本当に使いこなせるか?」という不安はありました。
でも今では、見積もりから納品・請求までが「一気通貫」で見えるようになったことが一番の効果です。

リピート注文が来た時に威力を発揮していると感じます。
過去の図面や、その時の加工メモをスキャンして紐づけているので、検索すればパッと出てきます。

— 業務体制への影響はありましたか?
また、弊社はISO 9001を取得していますが、
アシストが業務フローの「ズドンと真ん中」に通ったことで管理が劇的に楽になりました。
おかげでISOの審査担当の方も喜んでいます。
そして、社内に「ちゃんと記録を残そう」という風土が生まれてきたのかなと感じています。
Point.

【今後の展望】「原価管理」で、適正価格へ

— 今後アシストを使って取り組みたいことはありますか?

次は「原価管理」を進めていきたいと考えています。

以前に開催されていたアシストの「原価管理」セミナーにも参加させていただいたのですが、
これまでは、工程のデータを取ることはできているのですが、その後の振り返りができていませんでした。
そのため、今後は振り返りを行い「どの仕事が儲かっていて、どの仕事が赤字なのか」を明確にしたいです。

データに基づいて、お客様に「この加工にはこれだけの手間がかかる」と説明し、
適正価格への値上げ交渉を行えるようにしていきたいと考えています。

Point.

【アドバイス】自社に合ったシステム作りを

— 最後に、システム導入を検討されているものの、「うちの規模で使いこなせるか」「失敗したくない」と迷われている企業様へ、アドバイスをいただけますか?
事務所でアシストシリーズの運用状況を説明する取締役の佐々様

アシストを導入することで、社内の流れが「一目で分かるように」なったのが、私たちにとって一番良かった点です。

管理でお困りの会社は多いと思いますが、生産管理システムを導入し、
社内のIT化と見える化を進めることで、会社としては必ず良い方向に向かうと思います。

色々なソフトがありますが、クラウド型のサービスだとカスタマイズは難しいと思います。

アシストは、そのようなカスタマイズに柔軟に対応してくださるので、
自社に合ったシステムを構築できるのが大きな強みであると感じています。
クラウドは確かに流行ってはいますが、アシストはオンプレミスの強みの「一社に合った対応」を活かしているなあと感じます。


— 貴重なお話をありがとうございました。今後もアシストシリーズをよろしくお願いいたします。
Point.

【Special Column】「作り手」と直接話せる安心感

本記事でご紹介した有限会社たくみ様は八尾市で多くの開発者・設計者から頼られています。
創業時はワイヤー放電加工機を基軸にワイヤー加工を行いながら、高精密な治具の充実を行い常に精度の限界に挑戦されてきました。

デジタルノギスで1.2mmの微細加工部品を測定する品質管理の様子

1.「万能工」が直接対応する安心感

納期や品質、価格まですべての相談を加工する本人が行うため、
技術的な相談や納期回答がすぐに行え、全行程を知っているからこそ、確かな「精度と品質」を提供します。

2. デジタルが支える「微細加工」

より正確に・迅速にモノ作りをするために、2次元CADや3次元CADを筆頭にIT化を進めておられます。
また、ビーム径が「0.04mm」に迫る超精密ファイバーレーザー加工機などを駆使し、板バネや極小の端子など、他社では難しい形状に対応しています。

3. 医療分野への「挑戦」

自社で「第二種医療機器製造販売業」の許可を持ち、医師と共に新しい医療デバイスを開発しておられます。
医療機器製造で培った厳しい「管理能力」は全ての試作品・量産品に活かされています。

「話が通じる技術者」に、直接相談したい。
そうお考えの設計者・開発担当者様は、ぜひ一度有限会社たくみ様にお問い合わせください。

https://www.takumi-bankin.net/

有限会社たくみの皆様の集合写真。

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