DXに取り組む理由 DX INITIATIVE

なぜ、デジックがDXに取り組むのか

デジックでは、日々の生産の記録をAssistに残しています。
誰が、いつ、何を、どれだけ作ったか。それを見て、次週以降の生産を決めています。
これは、私たちにとっては当たり前だと思っていました。

紙の作業指示書と生産管理システムの画面を確認してデータ入力を行うデジックの作業員
製造現場で作業指示書のQRコードを専用ハンディリモコン「AssistBoardRemocon」で読み取り生産実績を残す様子

ただ、あるとき気づきました。この「当たり前」は、実は当たり前ではなかったということです。

システムを入れても、データは貯まらない。

町工場では、生産管理システムを入れても、なかなか使いこなせていないことが多いです。
入力が続きません。気づいたら、現場は紙とExcelに戻っています。 「うちには合わなかった」という声を、私は何度も聞いてきました。

では、なぜデジックでは続いているのか。ずっと考えていました。
そして、その理由はデジックの土台である3S活動でした。

スプレー缶や金属部品が専用の青いマットの定位置に収められ、名称や番号でラベリングされたデジックの3S活動の様子
工具の名称がラベリングされ、青いマットの定位置に整理整頓されている町工場デジックの製造現場

デジックは、長く3S(整理・整頓・清掃)活動に取り組んできました。

みんなで決めたルールを、みんなで守る。

16年前に3Sを始めたのは、当たり前のことを当たり前に出来ていなかったからです。
そして、地道に3S活動を続けるうちに、当たり前のことを当たり前にやることが、現場に定着していきました。

デジックが考えるDXについて

デジックの掲げるDXの三つのステップの図解。貯める化→見える化→使う化

デジックのDXは「データの貯める化 → データの見える化 → データの使う化」というフェーズを意識して取り組んでいます。

この最初の「データの貯める化」が、実は一番難しいと思っています。毎日きちんと手順を守らないと、データは貯まらないからです。

デジックでは、それができていました。
3Sで身についた「ルールを守って続ける力」が、そのままデータを貯める力になっていたのだと思います。
なので、見える化も使う化も、無理なく進められました。

DXは、ある日突然始まるものではないです。当たり前の積み重ねの先にあるものだと、私たちは考えています。

自分たちが続けているから、伝えられる

デジックは、高温環境向けのグラファイト系パッキンをつくる町工場です。
それと同時に、町工場向けの生産管理システム「Assist」シリーズを開発しています。

自分たちも現場でデータを貯めて、見て、使っています。うまくいかない日もあります。それでも続けています。
自分たちで実際にやっているので、同じ町工場の悩みが、机上の空論ではなく自分ごととして分かります。

工場内に設置された大型モニターで生産計画のガントチャートを見て話し合う現場スタッフ
パソコンの生産管理システム画面を見ながらスケジュールを確認する町工場の現場スタッフ

デジックには、創業時から日本の製造業を支えたいという想いがあります。
「日本のものづくりを、町工場を支えたい」という想いです。

DXは、そのための手段の一つだと思っています。まず自分たちがDXを実践する町工場であり続けること。
そして、その経験を「Assist」を通じて、ほかの町工場に届けていくこと。

特別な技術の話ではありません。当たり前を、当たり前に積み重ねていく。
その先に、町工場の未来があると思います。デジックは、これからもそう考えて、DXに取り組んでいきます。