3S奮闘記 3S

No.2

第一歩は「生・休・死」区分で整理作業_No2

前回は、3S活動の目的や3S活動とは何かを書かせて頂きました。
今回は、弊社の具体的な3S活動内容について書かせて頂きます。
まず初めに、弊社は3S活動の第一歩として整理作業を行いました。
整理作業を行うにあたって、要るモノと要らないモノを判断する基準を作りました。
弊社の基準は「生」「休」「長休」「死」の四種類に分けてそれぞれ以下のように定義しました。

整理区分定義詳細

生 :1ヶ月以内(すぐに要るもの)
休 :1ヶ月~6ヶ月以内(急がないもの)
長休:6ヶ月~1年(いる・いらないの判断が難しいもの)
死 :1年~(いらないもの)

上記の基準に沿って、事務所・工場のモノを区分けしました。また、長休・死のモノは事務所・工場内には
置かないように決めました。そして、不要なモノは全て廃棄しました。
その結果、これだけの廃棄物が出ました。

廃棄物の画像
廃棄物の画像2

4tの入れ物に、溢れるくらいの廃棄物が出ました。こんなに不要なモノが、事務所や工場の中にあったか
と思うと恐ろしいです。

下の写真の左が整理前の工場です。右が整理後の工場です。
見えにくいですが、左の写真の一番右奥の機械も廃棄しました。

3S前の工場
3S後の工場

このように紹介すると、簡単に廃棄するモノを決め廃棄したように見えます。
しかし、弊社もこれだけのモノを廃棄するのには、全員で話し合いを行い決めていきました。
そして、最後は社長の捨ててしまおうという言葉で、これだけ廃棄しました。
これが、社内改革の第一歩でした。この左上の写真は、今でもたまに見ます。「もう、この状態には戻りたくない」と見る度に思います。
整理作業の後、どのように変わっていくのかを次回掲載させて頂きます。