今回は、弊社で行っている3S活動について紹介したいと思います。弊社では、3S活動の一環として毎朝10分間清掃を行っています。床を拭いたり機械を磨いたりと、各自が気になった所を清掃していました。3S活動当初は、全員で床の拭き掃除を行っていましたが、途中で今のやり方に変えて活動していました。やり方を変えた理由としては、各自が工場で気になった所を見つけ、次の改善の気付きになればいいなという思いがありました。やり方を変えた結果、各自がだいたい同じ場所の清掃になりマンネリ化を招きました。
マンネリ化しているなと思っていた時、新しく3Sリーダーになった安川君から10分間清掃を見直そうというアイデアがでました。そして、下の写真の様に工場の区分けを行い全員で床の拭き掃除をするようにしました。全員で床の拭き掃除を行うようになってから、床は常にキレイな状態になり床以外の工場の壁や換気扇などのヨゴレが目立つようになりました。今までは、大掃除でしか清掃しなかった換気扇や下の写真のような天井の鉄骨部分まで清掃をしました。(このような大掛かりな清掃は、10分間清掃ではないので3S活動の清掃期間に行っています。)清掃して工場全体がキレイになると、壁も塗りなおそうという意見があり、工場が建設されてから始めて壁の色を塗り直す活動を現在行っております。現時点で全ての壁は塗れていないですが、塗り直した所は非常にキレイで工場の雰囲気が変わりました。早く全部塗り直した工場を見たいと皆で話しています。
今回は、10分間清掃の見直しで弊社がどのように変わったかを紹介しました。改めて感じたことは、全員で1つのことを共有することの大事さです。そして、変化を全員で共有することがマンネリ防止策だと思いました。
10分間清掃の見直しに着目してくれた安川君は入社3年目です。入社2年目から3Sのリーダーをしてもらっています。これも3Sの素晴らしさと思いますが、3S活動を通じて彼の成長をすごく感じています。今後も安川君が中心となって、弊社の3S活動を引っ張ってくれると期待しています。
3S活動を続けていると、どこの会社さんもマンネリ化はあると思います。その時は、全員で同じ作業をして変化を共有することが重要だなと今回改めて実感しました。今から3S活動を始められる会社さんも3S活動がマンネリ化してきた会社さんも、迷ったら10分間清掃を全員で床拭きをして1つのことを共有して変化を共有してください。何かが変わっていくと思います。