前回(「第一歩は「生・休・死」区分で整理作業_No2」)では、整理作業で4tの入れ物に溢れるくらいのモノを捨てたという話でした。そして、今回は整頓作業の話をしたいと思います。まず、整頓の定義を簡単に説明します。
整頓とは
「今要るモノが、いつでも、誰にでも、すぐに取り出せるように定位置・定量・定方向を決め、表示・標識された状態」
この整頓作業ですが、出来ていないことが多く、何からすれば良いのか分かりませんでした。
とりあえず、各機械で使用頻度の高い工具を専用工具とし、使用頻度の低い工具は工場全体の共用工具として分けました。
そして、清掃用具は要るモノに分けてから、清掃用具の定位置を決めて表示をしました。
整頓前
整頓後
今までは、写真左の赤い丸の内のようにペンチやスパナなどが、機械の上に直接置かれていました。
これを、写真右のように機械で必要な工具のみを黄緑の箱に置くようにしました。
とりあえず、各機械の専用で使用する工具と共用する工具を分ける作業を、全ての機械で行いました。
整頓前
整頓後
清掃用具も写真左の様に、必要以上のほうきがぶら下がっていました。
これを、必要な分だけに分けて表示をしました。
これで、誰でもすぐに清掃用具を取れるようになり、誰が使っても元の位置に戻すようになりました。
今回は、一番初めに行った整頓作業の様子を掲載させていただきました。
もっと劇的に改善している姿を想像していたかもしれないですが、現実はこの程度の変化でした。
しかし、小さい変化でも目に見える変化を社員全員で共有出来たことが良かったと思います。
この後、どの様に整頓作業が進んでいくか、次回掲載させていただきます。