「生産管理システム」と聞くと、現場でバーコードを読み取ったり、パソコンで数字を入力したりするイメージが強いかもしれません。
ただ、実際の加工現場では、手袋をしていたり油が付着していたりと、パソコン操作が難しい場面も多いのではないでしょうか。
作業の合間に、手を止めてパソコンの前に立つことが、どれほど現場の負担になるか。私たちは身をもって知っています。その数歩の移動や、画面を開く数秒の積み重ねが、本来集中すべき「モノづくり」を妨げてしまうこともあるはずです。
そこで、私たちはパソコンを使わずに、ボタン一つで「作業の開始と終了」を記録できるリモコンを作りました。
デジタルな道具ではありますが、使い心地はいつもの工具と同じように、迷いなく手に取れるものを目指しました。

現場の「当たり前」を邪魔しないために
このリモコンは、高機能なシステムを使いこなすことよりも、日々の作業の流れを止めないことを大切にしています。例えば、このような場面で役に立てるかもしれません。
- ■ パソコンを置く場所がそもそもない
- 機械のすぐ横で作業を完結させたいけれど、粉塵や油を考えると精密機器は置けない。そんな限られたスペースでも、手のひらサイズのリモコンなら場所を選びません。マグネットで機械に貼り付けておくことも可能です。
- ■ 「まずはここから」と小さく始めたい
- 最初から全ての機能を使いこなすのは、現場も経営も大変です。まずは「いつ始めて、いつ終わったか」という一番シンプルで大切なデータだけを、低コストで確実に集めることから始められます。無理のないスタートが、長く使い続けるコツだと私たちは考えています。
- ■ 作業者一人ひとりの手元で完結させたい
- 共有の端末まで歩いていく時間をなくしたい。一人ひとりがポケットに忍ばせておけば、作業を止めることなく、その場で「ポチッ」と入力が終わります。この「歩かない」という変化が、結果として現場の余裕を生むことに繋がります。
リモコンでできること
1. ボタンを押すだけで、実績が残ります
「開始」「中断」「完了」のボタンを押すだけです。いつ、どの工程が終わったのかが正確に記録されます。スマホのような複雑な画面操作はいりません。手袋をしたままでも、指先の感覚だけで確実に操作ができる「物理ボタン」にこだわりました。

2. 事務所の画面とつながります
記録したデータは、進捗管理システム「アシストボード(※)」へ送られます。現場に行かなくても、事務所で今の進捗を確認できるようになります。
わざわざ現場まで「あの件、どこまで進んだ?」と聞きに行かなくても、事務所の画面を見れば「今、誰がどの工程を頑張っているか」がひと目で分かります。現場は作業に集中でき、事務所は状況を把握して安心できる。そんな、声に出さなくても通じ合える環境づくりをお手伝いします。
(※アシストボードは別途費用がかかります)

3. 持ち運びを邪魔しないサイズです
手のひらに収まるサイズで、首から下げたり、作業着のポケットに入れたり。重さも気にならないので、いつもの工具と同じような感覚で持ち運べます。肌身離さず持てるからこそ、「後で入力しよう」という忘れも防ぐことができます。

私たちは、単にシステムを売るのではなく、町工場の現場が少しでも楽になり、良い仕事に集中できる環境を作りたいと願っています。
使い勝手の良さを大切に考えた、ボタン操作だけの管理ツールです。もし「自社の現場に合うかな?」と少しでも興味を持っていただけましたら、一度お気軽にご相談いただければ幸いです。