3S奮闘記 3S

No.20

自転車の定位置・定方向、出入りしやすさ向上で職場環境を改善_No8

今回は、工場の3S活動を紹介する予定でしたが、工場内ではなく自転車置き場の改善を紹介します。弊社は決まった自転車置き場がなく、事務所に一番近いガレージに決まりもなく適当に置いていました。その結果、出勤時間の遅い社員は他の人の自転車を避けてから自分の自転車を置いていました。
今回の改善では、今まで自転車置き場として使用していたガレージは使わないようにし、新しい自転車置き場に全ての自転車を置くようにしました。そして、自転車の置く場所を決めて、自転車を避けて置かなくてもいいように改善しました。
それでは、まず改善前の写真です。下記の写真が改善前に自転車を置いていたガレージです。自転車があるので、ガレージの奥のモノを取るのも大変でした。

改善前の自転車置き場
改善後の自転車置き場

 

全ての自転車を、上記の写真のガレージ内に置くように決めました。その結果が、下記の写真です。両隣の自転車との間隔が狭くなるので、置き方によって全ての自転車が置けなくなることのない様にしました。当初は、自転車の定位置を決めるだけで良いと考えていましたが、各自転車のハンドルがあちこち向いてしまい、全ての自転車が置けない時もありました。なので、自転車を置く部分に工夫をしました。
工夫した点は、拡大写真の部分です。塩ビの棒とL型のアングル、木を使用し、前輪を写真の様に固定するようにしました。前輪を固定すれば、ハンドルが固定されるからです。塩ビの棒と壁を利用して前輪を固定しています。また、タイヤを塩ビの棒と壁の間にはめ込みやすいように、L型のアングルと木を使っています。また、前輪を固定することでスタンドをしなくても自転車が倒れないので、自転車を止めるのが楽になりました。

自転車置き場

自転車固定

見た目もキレイになりガレージのモノを取りに行く際、自転車を避ける時間も短縮された良い改善になりました。今回は、自転車置き場の改善事例を紹介しました。そして、次回は事務所の改善を紹介させていただきます。(事務所の前回までの改善の様子などは、弊社HPの3S奮闘記でもご覧になれます。)