3S奮闘記 3S

No.25

工場を明るく清潔感のある状態を目指す_No25

前回の奮闘記で、10分清掃の見直しについて紹介させていただきました。日々の10分清掃で雑巾片手に床を清掃するようになり、床の劣化やクラック等の痛みが気になるようになりました。あらためて社内で再塗装についての相談を行ったところ、床だけでなく壁も汚れていて工場全体が暗いと言う意見が出てきました。

そこで「工場を明るく清潔感のある状態にしよう!」と言う目標を新たに掲げ、壁と床の再塗装に踏み切ることとなりました。今回から数回に渡り壁と床の再塗装について紹介させて頂きます。

ブラシ 床の汚れ 

壁と床の再塗装を行うにあたり、まずは壁の再塗装から着手することになりました。しかし、弊社に壁の塗装を行った社員はいません。何から手をつけようかとみんなで話し合い、まずは汚れを落とそうと言うことになりました。

 デジックの社屋は今年で築25年になりますが、壁の清掃は行ったことがありませんでした。ここでもどのように清掃するかみんなで案を出し、ホコリを落とすことから進めていきました。壁を高所用ブラシで払って行くと、遠目にはわからなかったホコリが床に落ち、汚れていた現実を目にするとともに、綺麗になっていく実感を得ることができました。

 あわせて壁に取り付けてあった工業用換気扇の清掃も実施しました。事務所に設置してある家庭用換気扇の清掃は年末の大掃除のときに毎年実施していたのですが、工業用換気扇の清掃は創業以来一度も清掃したことがない部分でした。今回壁の清掃を行うことで換気扇の汚れにも意識が向き、実施することができました。

 換気扇の掃除前 換気扇の掃除後 

壁の清掃後工場を見渡したとき、清掃前と比べ少し明るくなったように感じました。実際に落としたホコリの量から考えるとそこまでの変化が期待できる量ではなかったので、この変化は清掃することにより生じた社員の心の変化かと思います。

社員全員で壁清掃を行うことでみんなが同じ目標に向かい、その結果工場が綺麗になり、綺麗になった工場と清掃した清々しい気持ちをみんなで共有することができたことが一番の成果だと感じました。

次回は綺麗になった壁を更に明るくするために塗装を行っていきます。3S活動を続けている企業様でも、壁塗装を実施されたところは少ないかと思います。塗料選びの部分から紹介できたらと考えておりますので、どうぞご期待ください。