こんにちは! 新入社員の吉田です。
これから隔月で「初めての生産管理」をコンセプトに、Assistを用いながらわかりやすくお伝えしていきたいと考えています。
まず最初は、私が入社してから疑問を感じていた「いったい『生産管理』とは何なのか?」について、ひも解いてみようと思います。
生産管理ってなに?
「生産管理」「生産管理システム」と聞くと、「工程管理できます」「図面管理できます」というフレーズをよく耳にします。
あらためて「生産管理」という言葉を調べると、
「経営計画あるいは販売計画に従って生産活動を計画し、組織し、統制する総合的な管理活動のこと。その内容は、生産計画、生産組織および、生産統制である。これらのうち、一つないし二つだけの管理は、生産管理の部分管理とみなされる。」(Wikipedeiaより)
つまり「生産管理」とは、「生産計画、需要予測、生産実施・統制の全ての工程を管理すること」と定義されます。

「生産管理」はこれらの生産に関する管理を全て統括することです
図に表すと、このようになります。 「工程管理(生産統制)」「図面管理」ができているだけでは「部分管理」となり、「生産管理」への一歩は踏み出せたとしても、その先へ進んでいるとは言えない可能性があります。
もちろん「部分管理」でも十分な効率の良い生産ができるのであればそれも良いと思います。しかし、管理をしているうちに「利益がしっかりと出ているかどうか気になってきた」「ソフトを跨いでの管理が大変になってきた」などといった問題・課題が出ることも考えられます。
そのような問題・課題を解決するのが「Assist」です。
Assistは「部分管理」からでもスタートができ、「生産管理」へつなぐことが可能です。
必要最低限の機能から始め、実際に使っていく中で追加やカスタマイズするなど、製造現場に合った使いやすく、最適な生産管理システムのご提案ができます。
生産管理システム Assistの概念
ここからは、簡単に「Assist」の概念についてお伝えします。
「Assist」は3つの分野「事務管理」「工程管理」「実績(現場)管理」で構成されています。
・発注から入出金までの「事務管理」
・生産計画や進捗・在庫管理等の「工程管理」
・工程開始から製品完了などの「実績管理」
Assist
Assistは3つの分野で構成されています
Assistの「事務管理」「工程管理」「実績(現場)管理」とは?
- 事務管理では、「販売・購買管理」「外注管理」「在庫管理」「原価管理」などの事務処理を効率的に行います。注文データと生産データを一元管理しているため、生産状況のお問い合わせにも素早く対応でき、受発注状況や納期遅れなどのデータも一目でわかります。
- 工程管理では、「進捗管理」「スケジュール管理」「負荷管理」「図面管理」を行います。事務管理と紐付いているため、「在庫管理」「原価管理」も可能です。具体的には、作業指示書の印刷、外注工程の管理、ガントチャートを使ったスケジュールの立案などができ、 製品の進捗状況や完成度を把握することが簡単になります。
- 実績(現場)管理では、「図面管理」「在庫管理」「進捗管理」を行います。工程開始から完了までの時間、入出荷数量、製品の不良管理や図面管理など、幅広い対応が可能です。また、現場作業者が操作しやすい専用端末を使い、実績時間の取得も簡単にできます。
以上、3つの分野から「生産管理」をサポートしていきます。
Assistは「町工場が作った生産管理システム」です。特に実績(現場)管理の分野では「いかに現場作業員が実績を取りやすいか?」にフォーカスを当てています。
例えばそんな中で生まれた専用端末「Assist Board Remocon」は、ボタンを押すだけで作業実績を取ることができるものです。弊社の工場では、作業時間の実績取得に手間がかかり悩んでいましたが、現場作業者がこのリモコンを使用することで簡単になりました!
今回は「初めての生産管理」をコンセプトに、Assistを用いながらお伝えしました。 次回は、Assistの販売・購買管理について取り上げたいと思います!
Assistに関する疑問や悩みがありましたら、お気軽にこちらからご相談ください!